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プロジェクト管理 悲喜こもごも③ ~チームビルディング~

執筆者プロフィール

こんにちは! 株式会社福岡情報ビジネスセンターの高村です。
縁あって2020年12月より当社(以後FBI)の一員に加えていただき、社内のPMOとしての役割を担っております。現在は、社内で進行中の複数のプロジェクトについて、いろいろと支援や監査的なことをやっており、時にはプロジェクトに介入し、時にはPMやプロジェクトメンバーと一緒に悩み、考え、時には厳しく指導し、叱咤激励し、褒めて、おだてて、機嫌をとり、最後は「なんとか頼む」と頭を下げたりしながら、プロジェクトを成功させるべく日々奮闘しています。なぜならば、入社時にたてた私の目標が、“全プロジェクトの成功裏の完了”だからです。言ってしまったものはもう取り消せません。いやはや、やるしかないのであります。また、最近ではプロジェクト管理についての社内勉強会を開催したりもしています。そんなこんなの日々の中で、プロジェクト管理について思ったり、感じたりしたことなどを書いていきたいと思います。今回は、プロジェクト管理における重要な思考方法の話です。どうぞ、最後までお付き合いください。

<前回の記事>

プロジェクト管理 悲喜こもごも②

 

このブログも3回目を迎えました。今回はチーム育成(チームビルディング)についてお話したいと思います。

チームの育成が大事

チームとは、単に複数の人間が集まっている状態である「グループ」とは違い、共通の目的や目標を共有し、その達成を目指している人間の集まりのことをいいます。
システム構築のプロジェクトでは、要件定義チーム、設計チーム、開発チーム、インフラチーム、ネットワークチーム、プロジェクト推進チームなど、様々なチームが組織されます。またサブシステム毎にチームを分ける場合もあります。そして、それらのチームが機能するかどうかが、プロジェクトの成否を左右する重要なファクターのひとつとなっているのです。ですから、プロジェクトではチームを育成するということがとても大事な作業となります。

 

どんなチームに育成するの?

では、どんなチームを育成するのかというと、
・メンバーが目的・目標を理解し共有し、その達成を目指しているチーム
・メンバーの役割が明確でメンバーはそれをしっかり理解しているチーム
・メンバー相互の強みを生かし貢献しようとするチーム
・メンバーどうし信頼関係で結ばれ、お互いに補完し合っているチーム
・相乗効果でお互いに高め合い、高い生産性を発揮するチーム
です。上記のようなチームを目指すことで、仲間との親近感やリスペクト、モチベーションアップ、円滑なコミュニケーション、高い生産性などが期待できます。
チームの育成がうまくいけば、最高のパフォーマンスを発揮するチームが出来上がり、プロジェクトの成功に大いに貢献してくれるはずです。逆にチームの育成に失敗した場合、チームが機能不全に陥り、プロジェクトの失敗につながるということも大いに考えられます。

 

タックマンモデルのチームビルディング

では、どうやってチームを育成するかのですが、一般的なチームビルディングのモデルとして、タックマンモデルというものがあります。1965年に心理学者のブルース・W・タックマンが提唱したモデルで、チームの発達段階を5段階に分け、各段階で起きる問題をクリアにしていくことでチームが機能し始め、最高のパフォーマンスが出せるようになるというものです。以下がその5段階です。

1. 形成期

チームが発足したばかりで、お互いが様子見の時期。
まだ緊張感があり、相互理解が進んでいない状態です。この時期に必要なのはお互いを知ることで、リーダーは、メンバー間の緊張を解き相互理解が深まるようにチームをまとめる力が求められます。また、リーダーは目的や目標を明確にしメンバーに伝え、共通の目的意識を持たせることが重要です。

2. 混乱期

目標に向かって動き始め、メンバーのぶつかり合いが起きやすい時期。
業務の進め方などで意見がぶつかり合うこともあり、関係がギクシャクする場合もあります。チームビルディングではこの時期をどう乗り切るかがとても重要です。混乱期に衝突が起きるのは、お互いを充分理解できていないことが原因といえます。それを解消するきっかけとして飲み会など、本音をぶつけ合う場を設けるのも一つの方法です。対立を避けて取り繕うといつまでも不満が残ります。また、リーダーが「どのようなチームをつくりたいのか」「どう仕事を進めていきたいのか」など積極的に伝え、イメージを共有することも大切です。

3. 統一期

メンバー間の相互理解が深まり、チームが安定する時期。
目指すべき目的や目標と、メンバーそれぞれの役割や責任が共有されるようになり、チームに統一感が出てきます。この時期では、混乱期に逆戻りしないような気配りが大事になります。

4. 機能期

メンバーそれぞれが主体的に動き、成果が出始める時期。
さらに発展して機能期になると、チームに一体感が生まれ、メンバーが相互にサポートできるようになり、最もパフォーマンスを発揮できる状態になります。
この時期なると、リーダーは過度に口出す必要はなく、メンバーの自発を促すような関わり方にするほうがよいでしょう。

5. 散会期

チームの活動が終了し、メンバーが次のステップへ移行する時期。
「振り返り」を開催し、よかったことや反省点を整理し、次へつなげます。

 

ポイントは3つ

ポイントは、
・目的や目標を明確にし、メンバーと共有すること
・メンバーの役割分担を明確にすること
・協力しやすい体制を構築すること
です。
このチームビルディングは、プロジェクトにおけるプロジェクトマネージャーやチームリーダーの重要な仕事です。過去の経験からしても、チームビルディングに成功したチームは一体感があって生産性も高いのです。逆に失敗したチームは何カ月たってもまとまりがなくモチベーションも生産性も低いのです。メンバー個々のスキルは高いにも関わらずこういうことが起こり得るのです。
今後も、心してチーム育成をやっていかないといけないと思う今日この頃なのでした。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、皆さんよいお年を...

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