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お知らせ

最終更新日: 2023.05.09

月刊ストアーズレポートに掲載いただきました!

月刊ストアーズレポート2023年4月号に弊社代表のインタビュー記事を掲載いただきました!
ストアーズレポートは、毎号、常に新鮮なテーマと視点の下で、流通・小売業界の関心事や話題を網羅・提供する、月刊の百貨店専門誌です。

■注目企業interview
サンリッチ 武藤元美 代表取締役社長

株式会社IT企業グループ Fbeiホールディングス株式会社傘下に
食に携わるお客様の課題をデジタルで解決するソリューション企業に進化

サンリッチはお取引先様のご愛顧のお陰様で創業30年を超えて健全経営を続けさせて頂いております。

いよいよインバウンドも戻りはじめ、ウイズコロナの新しい社会づくりが始まろうとしています。この3年間のコロナ禍でデジタルインフラが欠かせなくなりました。昨年2022年11月30日付で、株式会社サンリッチは、IT企業グループのFbeiホールディングス株式会社の一員となり、創業者である西山氏からバトンを引き継ぎ武藤が代表取締役に就任しました。創業者の強烈なリーダーシップでここまで成長発展してきたサンリッチを、これからは全員経営、組織経営へと変革して、全国の食に携わるお客様の課題をデジタルで解決するソリューション企業として進化させていくことが私のミッションだと考えています。

現在、百貨店様への売り上げが全体の約60%です。主力の百貨店様に注力することは変わりません。多くは中元・歳暮ギフトですが、博多大丸様で展開しているような、「地域特集」や「九州の肉を贈る」「セレクトギフト」などの特集ページの企画提案を拡げていきたいと考えています。

業界ですでにスタンダードとなったサンリッチが提供するB2Bの産直Food取引のプラットフォームである”WEB2000”をコアシステムとして、中元歳暮以外でもECサイトや外商案件、頒布会企画などで”食”と”WEB2000”を活用した産直宅配分野でさらにお役にたちたいと思います。

また、新しい取り組みとして、弊社が中元歳暮のギフトカタログを製作サポートすることを企画しています。メーカーさんがWEB2000に登録していただいた商品情報を元に、カタログ製作スムーズに出来るシステムを考案中です。販売先様や印刷業者さんの労力を削減でき、商品提案からカタログ制作、商品マスタ作成、配送管理まで”WEB2000”で完結できるようなプラットフォームシステムです。これも新たなお役立ちサービスとなりますので近々に発表させて頂きます。

また、先日ですがある販売先様から産直ECサイト構築の依頼をいただきました。まさに弊社々の「食」と「IT」を活かせる得意としていると分野なのでグループ全体でプロジェクトチームを立ち上げ、お客様の期待以上にお応えしていきたいと思います。

これからのサンリッチは更なる成長に向けて今までの枠にとらわれることなく、常に社会が応援したくなるような事業を進めていくと共に、今まで培ってきた様々な付加価値やノウハウを市場にお返しして、世の中の「お役に立てる」企業を目指してまいります。

2020年にサービスを開始した九州の旬な美味しいものをお届けするECサイトである”九旬”においては、自家需要もターゲットとして、デジタルマーケテイングのテクノロジーを活用してブラッシュアップし、あまたある”九州の旬な美味しい”を発掘し続け、全国へブランディングしてまいります。アマゾンや楽天と一味違う魅力に磨きをかけていき、ファンを加速的に増やしていくSNSでの発信を打ち出していきます。また、お取引先様のご支援として、現実的になったメタバースでの出店なども対応できるように技術的なインフラの準備も計画しています。

コロナ禍によって生じた消費者マインドの変化に柔軟に対応するためにも、お取引先様にお役に立てる事業を開発する必要があります。一つに、サンリッチは食品卸売業として30年間食に携わってきた経験で、商品作りにおける各種サポートや品質管理面での教育もサンリッチの役割だと思います。これは6次産業化の一助をサンリッチが担うことにもなり、新進気鋭の生産者やメーカーが道に迷うことなく事業に専念できるようにサポートする取り組みができます。

大分県、佐賀県、山口県で6次産業化推進事業のお手伝いをしています。生産者や事業者と共に商品を開発したり、品質管理の指導をしたり、販路拡大のお手伝いをしています。商品開発が出来て品質管理指導もでき、さらには販路拡大までできるのはサンリッチの大きな強みだと思います。各県の担当者様からもお褒めの言葉もいただいていて励みになります。まずは九州全県で6次産業化のお手伝いができるようにしたいです。将来的にはその活動を全国に広げたいと夢を持っています。

また、原点回帰として、地元九州の商品をあらためてクローズアップして取り上げていきます。商品開発や生産者様やメーカー様の開拓をし、九州の商品を広く世に認知していただくことをミッションとした商品課を新設しました。
このように、九州の食を取り扱う事業者として「九州の食の地域商社」となる事で業界での存在意義を強いものにしていきたいと思います。

次に”WEB2000”での産直並びに商品配送に関する全体運営管理業務を更に進めていきたいと思います。各販売店様は「中元・歳暮ギフトの衰退」「オンライン販売の強化」等、社内体制の変化によるギフト部門の人員確保の問題が発生しています。サンリッチが提供する”WEB2000”はギフトオペレーションの省力化・簡素化を実現するシステムとして多数の販売店様に採実績があり、人手不足の問題を解決しています。

現在の”WEB2000”のオペレーションでは産直商品の管理が中心となっていますが、今後はセンター出荷の商品に関するピッキングリスト作成や在庫管理、本熨斗対応等の機能を充実させ、ギフト商品全てを管理するプラットフォームに進化させていきます。

また、通年ギフトや頒布会・オンライン販売・おせち等のご利用にも幅を広げていく事が可能であり、販売店様のご要望に沿ったカスタマイズも実現可能であるため、今後更に多くの販売店様のお役に立てるような提案を進めていきます。

これまで、中元・歳暮のギフトといえば百貨店様が牙城としてきた市場ですが、これからの生産性や効率化を考えますと「共同商品開発・共同品質管理・共同物流運営システムの構築」も有益な施策と考えます。百貨店様とコラボレーションをはかり、百貨店様と百貨店様を繋ぎ、クロスチャンネルで情報を一元化、各店のECサイトにて共同でお互いの商品の販売を実現できるようになります。弊社はコンテンツの提供と品質管理、代金回収を含む運営を担当させていただきます。

私たちはグループ経営で相乗効果を生み出し、2025年には売上規模50億円へと成長発展するシナリオを描いているところです。IT企業とユーザー企業が一体となってテクノロジーを駆使し、DX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進し、更に、グループ全員が経営の要諦である稲盛経営哲学の両軸”フィロソフィ”の浸透と”アメーバ経営”の実践によりCX(コーポレート・トランスフォーメーション)を実現し、全従業員の物心両面の幸福を追求する力強いグループ経営を実現してまいります。

昨今の生産者様における事業承継問題の経営課題についても、健全な食のサプライチェーンのお役に立てるためにも、積極的にグループ経営で支援していきたいと思います。

サンリッチは、取引先様である生産者様、百貨店様や生協様はじめ販売店様と共に、デジタルを活用して、新しいマーケットを共創してまいります。産直Food取引のプラットフォームである”WEB2000”をコアシステムとして、社会が求める食の安心安全を担保しながら”Food Tech”に加速をつけていきます。

新たなお客様として量販店や一般企業の福利厚生による社員様へのギフト、さらには九州の主要企業様からも”食”と”WEB2000”でそれぞれのお客様にどんなお役が立てるのかこれから研究開発を推進していきます。食のギフトには無限の可能性があると感じていて、今からワクワクしています。

家庭では食卓が一番楽しい場所であってほしいと思います。食事の時に家族が顔を合わせ、自宅に届いた商品を味わいながら、笑顔の会話につながってほしいと願っています。

最後になりましたが、従業員への還元として、全従業員が物心両面で満足できる健康会社つくりを推進してまいります。従業員の支えがあってこそのお客様から愛される会社として存在できるのです。

これからも誠実にお客様の成功に全力を尽くし、お客様と共に、食に関するイノベーショナル・エコノミーの渦の中心となるべく成長発展を続けていきたいと願っております。私たちが掲げる社是は『百術は一誠に如かず 至誠の感ずるところ天地もこれが為に動く』です。

11月30日付で、FBI社のお客様である株式会社サンリッチ様の全株式をFbeiホールディングスに譲渡していただき、グループ企業となっていただきました。
今後とも、IT企業グループのFbeiホールディングスによるテクノロジーを駆使した、サンリッチ社とお取引様双方のDX推進に取り組んで参ります。

▽クリックで画像を拡大してご覧いただけます。

ストアーズレポート2023年4月号

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