開発事例|ハイブリッドクラウドでカタログ制作最適化

目次
お客様の課題|初期投資抑え拡張性あるサーバー環境構築
■ 新サービスに必要なサーバー構成を検討していた
■ セキュリティを鑑みてDBはオンプレミスのサーバーへアクセスさせたい
■ 将来的なアクセス増加を見据えて、サーバースペックを柔軟に増強したい
活用したソリューション

さくらのクラウド
「さくらのクラウド」は、さくらインターネット社が提供する国産のIaaS型パブリッククラウドサービスです。高性能なサーバーと拡張性の高いネットワークを国内データセンターで運用し、初期費用やデータ転送量の課金がない明瞭な料金体系を特徴としています。また、ISMAPなどの各種認証を取得しており、セキュリティ面でも信頼性の高いサービスです。
主な特徴
■ 国産クラウドならではの安心感
日本の法制度に準拠しており、データの主権やコンプライアンス要件への対応がしやすい。
■ コスト管理がしやすい
為替影響なく、データ転送による従量課金もなく、料金シミュレーションが可能で予算管理しやすい。
■ 柔軟で拡張性の高い構成が可能
ベアメタル(物理サーバー)との連携もでき、サービス構成の自由度が高い。
■ オンプレミス環境との親和性が高い
VPNによる接続や、仮想ルーター・スイッチの提供により、既存ネットワークとの統合が容易。
■ ガバメントクラウド対応
公共用途を見据えた機能強化が進んでおり、行政や教育分野でも活用が期待できる。
■ 操作性・情報の分かりやすさ
コントロールパネルはシンプルで扱いやすく、日本語ドキュメントも豊富で設定が安心。
■ セキュリティとパートナー支援の充実
WAF(SiteGuard Server Edition)を追加費用なしで利用可能。導入支援・ハンズオンも提供。
福岡情報ビジネスセンターの運用サポート
通常、OSやミドルウェアのセットアップおよび運用はお客様ご自身で対応いただくケースが一般的ですが、福岡情報ビジネスセンター(FBI)では、クラウド環境の構築から運用・保守、さらには開発までをワンストップで支援いたします。お客様の負担を軽減し、スムーズなシステム運用を実現します。
運用サービス内容
- 死活監視(メール通知)
- 緊急時の障害対応
- OS/ミドルウェアのアップデート
- 月例報告会(オプション)
導入効果 | コスト削減と柔軟な拡張性を実現するクラウド構成
STEP1 現在

お客様が契約しているデータセンターにあるサーバーとさくらのクラウドを繋げ、さくらのクラウドからプライベートネットワーク経由でデータベースにセキュアにアクセスできるよう構築。
STEP2 構想

今後は、サーバーを2台構成とし、ロードバランサーを入れて負荷分散。アクセスが集中しても耐えうるように設計。またどちらか一方のリージョンに障害があった場合でも、システムが利用し続けられるように自動的にサーバーが切り替わる仕組みとする構想。
主な導入効果
- オンプレミス機器の購入不要で、初期コストを大幅に削減
- クラウドならではの拡張性・柔軟性を確保
- サーバー管理や保守を弊社に一任することで、お客様の運用負担を軽減
- 将来的な多拠点・多リージョン展開(GSLB構想)にも対応できる設計
お客様の声
- 初期コスト・ランニングコスト含めて安価に導入できた
- 今後のアクセス増にも柔軟に対応できそうで安心
- サーバー管理から解放され、業務に専念できている
今回構築したシステム| カタログマルシェ

カタログマルシェ
カタログマルシェは、百貨店・メーカー・印刷会社が連携して行う「カタログ制作業務」を大幅に効率化するクラウド型の制作支援システムです。これまで人手や時間を要していた商品提案・選定・校正・データ授受などの工程を、システム上で一元管理・自動化することで、作業負荷を大幅に軽減します。
現在、今秋のリリースに向けて開発を進めております。
