開発事例|IBM i + OSS を活用し、分散化されたセキュリティ対策が必要な老朽化システムをIBM i に統合
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お客様の課題|新SMTPサーバーへの切り替え不可
■ 切り替えが必要な新SMTPサーバーの要件にメールシステムが対応しておらず移行不可
■ サーバー故障のリスクを抱えたまま旧システムを使用し続けている
老朽化したメールシステムを刷新し、IBM iで安定運用を実現
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業務アプリケーションの1機能でフリーソフトでメール送信機能を実装していたが、新しいSMTPサーバーへの切り替えが必要になったものの、新サーバーの認証方式や暗号化に対応しておらず、現行のSMTPサーバーが故障するリスクを抱えたまま業務を続けることになり、どのように対応するか悩まれておりました。
そこでIBM iの改修に合わせ、弊社が提供するIBM i上で稼働するメール送信ツールをお客様向けにモデファイして提供し、セキュアかつレジリエントなシステム環境を実現し、長期的な業務の安定化を実現しました。
導入効果
■ リスクの解消と安定運用
旧SMTPサーバーを切り離したことでハードウェア故障のリスクがなくなり、安定したシステム運用を実現
■ メンテナンス性の向上とコスト削減
メール送信部分をPythonで再構築したことで、サーバー変更に対応するメンテナンスが容易に
■ 業務効率化とセキュリティ強化
IBM iだけで完結することで、メール送信機能切り替えにおいて他サーバーの導入や管理コストを削減
システムの安定運用を実現するとともに、メンテナンス性を向上させ、導入コストを削減できました。今後、IBM AIを活用したビジネスプロセスの自動化も視野に改善を進めていきます。