では、その30年位前までに遡り企業のIT活用を見てみましょう。私達、IT業界では、変革や経営手法を三文字熟語を多用することが多く、日本人には直感的に理解できない部分があろうかと感じますが、その最初の用語はSIS(Strategic uses of Information Systems)だったように記憶します。
更に90年代中盤以降は、BPR(Business Process Re-engineering(ビジネスプロセス・リエンジニアリングの略で、社内での業務内容や業務フロー、組織構造などを会社規模で根本的に再構築する「業務プロセスの改革」)を継続的に実施するにあたりBPMが必要となりました。ちょうど2000年問題が迫ってきており、普及し始めたERPパッケージを活用するにはBPRが必要だといった風潮もありましたね。
そして、その業務プロセスを表記するルールとしてBPMN(Business Process Model and Notation)が必要となってきた訳です。