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(前編)BPMNとは ~ビジネスプロセスモデリング表記法~

  • 公開日:2022年4月19日

執筆者挨拶

皆さん、こんにちは、福岡情報ビジネスセンター マーケティング担当顧問の後藤です。
今回のブログのテーマはBPMNです。
用語の説明は後述(3号)しますが、ここにきて、何故、BPMNが注目され始めたのでしょうか。
少し企業のIT活用の歴史を遡って考えてみましょう。

<前回の記事>

ビジネスプロセスを書き出してみましょう - 株式会社福岡情報ビジネスセンター (fbicenter.co.jp)

失われた30年

失われた30年、ここ数年繰り返しメディアで発せられてきた言葉、本当にバブル崩壊後(91年前後)、進化しなかったのでしょうか。大半の読者の方はバブル期を経験していないと思います。

それまでは日本企業の代名詞でもあったカイゼン、その製造業のQC活動は世界の企業の手本となっていた時代がバブル崩壊と同時にストップしたかのような表現が「失われた30年」です。当初は10年と言われ、このままではいけない、なんとかしなくてはと現場はカイゼンを継続していました。しかし、10年が20年そして30年も経過し「2025年の崖」経産省のレポートが発表されました。

事業活動の事務管理の一部で使われていたITがパーソナルなものとなり、今は全ての物(生産設備やカメラやお客さま)がインターネットというネットワークに接続され、表現は稚拙だが何でも実現できる時代となりました。

 

「お客さま、これからはSISですよ!」

では、その30年位前までに遡り企業のIT活用を見てみましょう。私達、IT業界では、変革や経営手法を三文字熟語を多用することが多く、日本人には直感的に理解できない部分があろうかと感じますが、その最初の用語はSIS(Strategic uses of Information Systems)だったように記憶します。

当時、セールスだった私は、「お客さま、これからはSISですよ!」「SISやりましょう!」などと訳の分からないことを捲し立てていた恥ずかしい記憶が蘇ってきます。確かTV/CMでも流れていたんじゃないかな・・・情報分析を行い経営戦略に役立てようという流れです。

更に90年代中盤以降は、BPR(Business Process Re-engineering(ビジネスプロセス・リエンジニアリングの略で、社内での業務内容や業務フロー、組織構造などを会社規模で根本的に再構築する「業務プロセスの改革」)を継続的に実施するにあたりBPMが必要となりました。ちょうど2000年問題が迫ってきており、普及し始めたERPパッケージを活用するにはBPRが必要だといった風潮もありましたね。

そして、その業務プロセスを表記するルールとしてBPMN(Business Process Model and Notation)が必要となってきた訳です。

ちなみに、2010年まではBPMというと外資系のコンサルタントや某社が、To Beを描くコンサルで数億円という規模の案件もありました。しかし成功したという話は私には聞こえてきませんでした。

 

現代のBPMN

そのBPMNは2010年に2.0となり今日に至りますが、思い返せばiPhoneの出荷が2007年です。この辺りからネットワークスピードとスマートフォンの進化とタブレット端末の普及によりビジネスのやり方が劇的に変化しました。すなわちこの10年間で一気にDigitizationが進みました。

現在、ネットワークスピードが5Gとなり、企業の業務プロセス全体をあらためて見直す時期にきましたが過去のように外資系コンサルに頼ることなく、自社でDigitizationからDigitalizationを取り組むことが可能となりました。

 

<参考>

今、事業活動は、アナログからDigitizationそしてDigitalizationそこからDigital transformationへと進化させていくことが必要です。その為にはデジタルな現在の取引スピードやプロセスに合わせた事業活動の見直しが必要となっています。私は上記のフレームワークに合わせて企業文化を進化させていかないとDigital transformationは実現しないと考えます。巷に溢れる、営業部門のDX、人事部門のDX・・・といった似非DXに惑わされることなく、企業文化の変革に取り組む為にBPMNで事業プロセスを可視化する事が必須であると考えます。

<次号に続く>

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