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BtoBでECを導入するメリット

BtoBでECを導入するメリット

今回のブログでは、BtoB企業がECサイトを導入するメリットや導入の注意点についてまとめました。

BtoB ECサイトとは

BtoBとは?BtoCとの違い

BtoB(Business to Business)とは、企業間取引のことで、企業と企業がビジネスを行うことを指します。B2Bと略される場合もあります。
BtoBの対義語はBtoC(Business to Consumer)で、企業と一般消費者(個人)の間の取引を指します。

ECサイトとは

インターネット上で買い物ができるWebサイトを「ECサイト」と言います。
BtoBでは「ECサイト」「EC」、BtoCでは「ネットショップ」「ネット通販」という言葉がそれぞれよく使われています。

EC(Electronic Commerce)とは、日本語で電子商取引と訳されます。インターネット上で行われるモノ・サービスの取引を総称してECと呼びます。

BtoBでECサイトを使用するメリット

BtoB企業がECサイトを使用する場合の代表的なメリットを3つ紹介します。

受注業務を効率化できる
人為的なミスを削減できる
属人化を防ぐことができる

受注業務を効率化できる

電話やFAXが主な受注形態の場合、下記の課題があります。

・電話やFAXで受領した情報を基幹システム等に手入力しなければならず、膨大な負担がかかる
・大量の紙(発注書)の管理が必要になる
・営業宛の連絡も多く営業活動の妨げになっている

ECサイトでは、受注に必要な手続きは全てインターネット上で完結します。そのため、ECサイトを使用し、これまで電話やFAXを使い手作業で行っていた業務を自動化することで、受注業務を効率化することができます。

また、電話やFAXでの受注は営業時間内のみに留まりますが、ECサイトでは24時間いつでも注文の受け付けが可能です。ECサイトを使用することで、顧客が営業時間外に注文を行いたい場合に、対応にタイムラグが発生したり、その時間に営業している競合他社や他企業のECサイトへ顧客が流れたりする可能性を防ぐことができます。

▼ EC導入のポイントはこちら

FAXや電話での受注業務を削減し、効率化を実現する方法する方法

人為的なミスを削減できる

ECサイトを使用することで受注に必要な業務を自動化できるため、下記のような人為的なミス(ヒューマンエラー)を削減することができます。

・手入力の際の記入ミス
・「いつものお願い!」「この前の追加で」という曖昧な注文が原因で発生する、読み間違いや聞き間違いによる誤入力

誤入力が起きた場合、そのまま誤った製造・出荷指示が行われ、時間・コスト共に損失を出してしまいます。
ECサイトでは、発注者は写真・商品名などの商品詳細を目で見て注文します。受注者もこれらの情報を確認したうえで商品を受注します。このような業務フローを経ることで、発注者と受注者の認識の齟齬を減らし、語入力や誤った発注を防ぐことができます。

属人化を防ぐことができる

BtoB(企業間取引)でよくある課題の1つに、特定の得意先から受け取る発注情報の「商品コード」や「商品名」が受注側で扱っているものと異なるため、入力に慣れやノウハウが必要、という課題があります。

ベテランであれば「この得意先のこの注文商品は、うちのシステムで言うとコレね」と素早く判断ができますが、業務に慣れていない人や新人はそうはいきません。

特定の人しか業務を行うことができず極端に属人化している状態は、事業継続性に問題があったり、人材育成に時間がかかったりするなど、企業にとって非常に高いリスクとなります。

BtoB企業に特化したECサイトでは、「特定の得意先にのみ、掛け率や選択画面に表示させる商品名などの販売条件を変更する」という設定が可能です。あらかじめECサイトで条件を設定すれば、入力に慣れやノウハウは不要となるため、ベテラン社員に依存せず、業務の属人化を防ぐことができます。

このように、ECサイトを導入し、電話・FAXからの転記・入力作業の負担を軽減することで、注文から出荷、納品までのリードタイムを短縮し、生産性の向上を図ることが可能です。
業務を効率化し、受発注に対応する人員・時間を削減すれば、企業はコア業務や新たな施策の導入など、より重要なミッションに注力することができます。

ECサイト導入の注意点

BtoB企業がECサイトを導入する際の注意点を3つ紹介します。

 業務フローを整理する
 得意先がECサイトを利用してくれるのか調査する
 基幹システムとの連携が可能か確認する

業務フローを整理する

ECサイトの導入によって、これまで電話やFAXで行っていた受注業務や、その後の発注書作成、入力作業など様々な流れが変わります。導入後、すぐに運用を開始できるよう、既存の業務フローの見直しや新し業務フローの整理を行いましょう。

・既存の業務にECサイトに置き換えた場合、適切に業務を進められるか
・システム導入に伴う業務フローの変更点(体制や管理方法の見直し)

得意先へのサポート

全ての得意先がECサイトをすぐに利用してくれるとは限りません。ECサイトの導入・開設前に、得意先がECサイトを利用してくれるかを調査する必要があります。
調査の結果、利用率が低い場合は別の打ち手を講じる必要があります。既にEDIが用意されている、紙で出力せざるを得ないためECだと手間が増えるなど、顧客がなぜECサイトへ移行する気になれないのかなどの理由を調査し、得意先の業務環境に応じた対策が必要になります。

また、全ての得意先に対してECサイトを開設するのではなく、まずはスモールスタートで特定の得意先にのみECサイトを利用してもらい、課題を洗い出すのも一つの手です。

基幹システムとの連携が可能か確認する

ECサイト開設にあたり、導入の候補に挙げたECサイトの構築サービスやパッケージが、自社の基幹システムと連携可能か確認しましょう。確認方法は、構築を依頼する企業やパッケージの販売元に確認しても良いですし、得意のベンダーがあればそのベンダーを通して確認するのもアリです。

BtoBにおけるECサイトの種類

BtoBで導入可能なECサイトは、大きく分けて次の2種類です。

パッケージ

ECサイトの構築・運営に必要な標準機能がパッケージングされた製品です。
次で説明するスクラッチのECサイトに比べて、費用やコストを抑えて短期間で導入できるのがメリットです。

スクラッチ

ゼロからECサイトを構築していく手法です。
要件定義・設計・プログラミング・保守が必要となり、パッケージで作ったECサイトよりも高額かつ開発に時間がかかります。
しかし、パッケージでは実現できない、自社専用の細かなカスタマイズをできることが利点です。

▼ スクラッチ開発についてはこちら

まとめ

福岡情報ビジネスセンターでは貴社の要件に応じたECサイトの構築・パッケージの紹介を承っております。
パッケージ・フルスクラッチどちらも対応可能です。気軽にご相談ください。

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▼ 弊社が提供しているECサイト構築サービスについてはこちら ▼


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■ この記事を書いた人

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東 菜々美
Digital Marketing事業部

2022年4月入社。主にWebデザイン・マーケティング業務に携わる。
趣味は猫とクリエイティブ活動全般。最近はblenderを勉強しています。

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